徒然HSP日記

20代、HSP女子が生きやすい生き方を探る。

2018-01-01から1年間の記事一覧

結婚式は誰のためのもの?

今年の春、友人が結婚する。 結婚式への参列は、これが三度目だ。 一度目は、小学生のころ。 近所のお兄さんとわたしのはとこが結婚した。 覚えていることといえば、綺麗な花嫁と一緒に写真を撮ってもらって、嬉しくて恥ずかしかったこと。運悪く当時利き手…

春よ来い

わたしは毎日、空気の匂いを確かめる。 この間渋谷で地下鉄から地上に出たとき、ザルツブルクでの朝を思い出した。 匂いが、過去とか理想を思い起こさせる。 たとえば桜の咲いている春の夜の匂いがするとき、思い出すのは、地元でお祭りの笛の練習をしていた…

見ているだけじゃ足りない

付き合いたいわけじゃない たまに遠くから見てるだけでいい それだけでいい 【夜、あなたの甘い声】 わたしはこの感情を知っている。 付き合えるなんて思いもしないのだ。あまりにも世界が違いすぎるように見えて。だけどそのあまりにも違う世界のあなたを好…

ペトリコールって知ってますか?

街を歩いているとき、駅のエレベーターで、そこかしこで 名前も知らない目の前の人をふと抱きしめたくなるときがある。 その人のことを知りたいとか、そういうのじゃなくて ただその瞬間のその人がどうしようもなく切なく感じる。 今ここにつなぎとめておか…

色あせた黒のカラーコード

朝、服を着ていざ駅に向かって歩き出してみると、合わせたはずのズボンと靴の黒の色が違うことに気づく。 あーあ、失敗したなあ。室内でみたときは同じ色にみえたのに。 太陽の光に照らされると、色褪せてしまった黒が赤みを帯びて、そのモノがなんだかとん…

ベクトルが向かい合うしかない

ここでひとつ正直に申しますと、わたしは恋がわからない。 * 知人の佐伯さん(仮名)に彼女ができたとき、わたしは彼に訊いた。 「なんで付き合おうと思ったの?」 「え、うーん。一緒にいて楽しいから?」 わからない。 一緒にいて楽しい人はたくさんいる…

乾燥している手を見るにつけて

わたしはいつも宅配便の受け取りを土曜の午前に指定する。 そうすれば、宅配便が来るまで寝ていられるという大義名分が生まれるから。 土曜日の朝のアラームは、宅配便のビンポンの音。 だから慌てて起きて荷物を受け取りに玄関に出るんだけど、 たいてい寝…