結婚式は誰のためのもの?
今年の春、友人が結婚する。
結婚式への参列は、これが三度目だ。
一度目は、小学生のころ。
近所のお兄さんとわたしのはとこが結婚した。
覚えていることといえば、綺麗な花嫁と一緒に写真を撮ってもらって、嬉しくて恥ずかしかったこと。運悪く当時利き手の手首を骨折していて、コースのメインの海老をうまく食べられなかったこと。
その時の写真には、結婚式にはあまり似つかわしくない、デニムのジャンパースカートをはいて、スリング(骨折した腕を首から下げて固定する三角巾)をしたわたしが写っている。
二度目はつい昨年。
中学、高校と仲のよかった友人が結婚式に呼んでくれた。
彼女の人生において、わたしが、結婚式に呼ぼうと思う存在として在ったことがとても嬉しかった。
わたしは、彼女とは仲がよかったが、彼女の友人たちとはそんなに話したことがなかった。だから、「つまらないかもしれないけど・・・参加してくれる?」とその友人ハル(仮名)は言った。答えは「イエス」に決まっていた。わたしは、ハルのことが好きだったので、祝いたい、と思った。
そして式の当日、ハルが心配していた通り、わたしはつまらなかった。
もちろん、ハルが喜んでくれたのなら来た甲斐はあるし、参加してよかったとも思った。料理はおいしかったし、両親への手紙にも泣いた。
だけど、フリータイムや写真撮影のとき、わたしはどうしようもなくつまらなかった。彼女を祝う気持ちはとてもあったし、笑顔でいることは得意なので、ずっとニコニコしていたが、内心はつまらなかったのだ。
ハルと話せるわけでもない。ただその空間にわたしが居る意を見失ってしまった。
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わたしは、この動画がとても好きだ。
曲が好きなこともあるが、見るとすごく幸せな気持ちになる。
結婚式で主役とされる新郎新婦だけでなく、会場の全員が一体となって楽しんでいることが、わたしを幸せにする。
この動画をみるとき、わたしは、そこにいる皆が楽しい結婚式をしたいと強く思う。
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結婚式をどうしたいか考えてみた。
コンセプトとしては、ショーを兼ねたコミュニケーションの場にしたい。
だから、THE結婚式みたいな感じじゃなく、1.5次会みたいな半立食スタイルする。
会が始まったら、まずは参加者全員の自己紹介からスタートだ。(新郎新婦との関係性や、自分の魅力アピール)
なぜこんなことをするかというと、ここにきたことで、いい出会いがあればいいなと思うから。
初めて会う人が多いだろうから、友達ができたり、ビジネスパートナーが見つかったり、もしかしたら恋人候補にも出会えるかもしれない。
そして、ステージでは、常時テレビ番組みたいなコンテンツをまわしていく。たとえば馴れ初めや祝辞をトークショー仕立てにしたものや、あと、ライブやコントなどの大きな見せ物をひとつは行う。そして、参加者同士が交流をもてるような、全員参加の、借り物競争的なものやビンゴのような遊びを準備しておく(参加者がクジでケーキ食べさせあうとか)。
ステージでの見せ物があれば、ひとりで参加した人も寂しくないだろうし、序盤に交流を持たせることで友人もできたりするんではないだろうか。
そうして、みんなが楽しめて、結婚のご報告ができる場にしたいなと思う。
さて、、
相手はおらんかね?